登録した情報の二次活用
登録した情報をCSV形式でエクスポートして二次利用する例を示します。
まずは、機器の一覧をCSVとして出力します。本ケースタディではExcelで加工してみますので、CSVをそのまま読み込みます。

このままでは特記事項や場所がJSON形式になっているので、Excelの機能で個々の項目に分解します。例えば以下は施設の行を選んで分解しました。因みに筆者はベタにExcelのFind関数などを多用して情報を抜き出しました。

特記事項や場所に情報を集約したのは追加できる項目に限りがあるためですが、JSON形式にしなくてはならない理由はありません。各社慣れた方式で取り組んで構いません。ここまで来れば共通データ仕様の形式にすることも可能です。具体的な変換方法はケーススタディ#2をご覧ください。
最後に繰り返しになりますが、これまでの記述はケーススタディなので自分で情報登録したり、共通データ仕様にはない情報の登録は省略したりしましたが、以下の理由によりEMLの担当者と最初に相談する事を強くお勧めします。
- EMLinkは多様な情報登録が可能であり、またそれらの情報を活用した例えば予算管理などの多様な機能が利用可能です。それに対しこのケーススタディは共通データ仕様の範囲だけを対象としています。折角ですからお持ちの多様な情報を登録してEMLinkの価値を享受してください
- 情報の登録以外の機能、例えばワークフローや作業計画の立案についても本ケーススタディの対象外として割愛しています
- 本ケーススタディでは不具合は「勧告」-「保全報告書」のペアで表現しましたが、EMLinkはこれ以外にも多様な手続きをサポートしています。どの様な手続きが相応しいかはEMLと良くご相談下さい
- EMLの担当は多様な経験を有しています。是非、その経験に基づくノウハウを活用してください
- EMLinkだけてなく、既存のシステムとの役割分担や連携なども検討する必要があります
- 利用者毎に参照できる範囲を限定するなどの各種運用の検討も必要ですがそれらは本ケーススタディの対象外です(申し訳ありません)