ケーススタディ#8 – ArcLibを使ってみました(4/4)

登録した情報の二次活用

 登録した情報をExcel形式でエクスポートして二次利用する例を示します。

 まずは、設備の一覧をExcelとして出力します。「高度な検索」という機能を活用すると、必要な情報を抽出したり、出力する項目を指定したりできます。詳しくはマニュアルをご覧ください。出力したExcelは以下です。幾つか制御用の列が隠れているので、カラムはDから始まっています。

「詳細・備考」に幾つかの情報が登録されていますから、Excelのマクロを使って分解したのが以下です。筆者の場合はFIND関数を駆使して分解しましたが、IT経験がある方でしたら、Pythonを使った方が早いかもしれません。

このExcelをCSV形式で出力しては共通データ仕様の形式に変換することも可能です。具体的な変換方法はケーススタディ#2をご覧ください。

最後に繰り返しになりますが、これまでの記述はケーススタディなので自分で情報登録したり、共通データ仕様にはない情報の登録は省略したりしましたが、以下の理由により最初にスミテムの担当者と相談する事を強くお勧めします。

  • ArcLibは多様な情報登録が可能であり、またそれらの情報を活用した例えば予算管理などの多様な機能が利用可能です。それに対しこのケーススタディは共通データ仕様の範囲だけを対象としています。折角ですからお持ちの多様な情報を登録してArcLibの価値を享受してください
  • 情報の登録以外の機能は本ケーススタディの対象外として割愛しています
  • スミテムの担当は多様な経験を有しています。是非、その経験に基づくノウハウを活用してください
  • ArcLibだけてなく、既存のシステムとの役割分担や連携なども検討する必要があります
  • 利用者毎に参照できる範囲を限定するなどの各種運用の検討も必要ですがそれらは本ケーススタディの対象外です(申し訳ありません)