さ ~ そ
施設
辞書などによると一般的に「施設」という言葉は何らかの目的のために設置した建築物および設備を指します。従って、「大型商業施設」が施設である事は勿論、その中の一部にある「医療モール」も施設ですし、医療モールの中にある個々の「医療施設」もまた施設です。この様に施設は入れ子の構造になっている場合があります。公共施設の場合も「複合施設」や「合同庁舎」があり、その中に個々の公共施設があります。公共施設の施設管理観点では一番外側の施設、つまり複合施設や合同庁舎が施設管理の単位になります。従って、単に「施設」と記述した場合は一番外側の施設を意味します。一番外側の施設である事を強調したい場合は全体の施設などと記述する場合もあります。また、中に入っている施設はテナント施設などと呼ぶ場合もあります。尚、辞書などでは建築物と設備となっていますが、公共施設ではその敷地も含めるのが妥当です。植栽の手入れや駐車場やグランドの管理も必要だからです。従って、共通データ用では施設には敷地も含まれると考えます。
処理用電子データ
本協議会の造語です。電子データの内、CSVやJSONファイルの様に集計などの二次利用が可能なものを指します。処理用電子データは更に、CSVの様にシンプルな表形式でインタフェースに適したものと、JSONやXMLの様に複雑な構造を表現できるものに分類されます。区別する必要があ時には、前者を「表形式の処理用電子データ」や「表形式の電子データ」などと呼び、後者を「構造を表現可能な・・・」と呼びます。標準データ仕様のデータの形式(データモデル)は後者を意図して策定されています。前者は表形式なので、電子デーの仕様目的に合わせて個別にデータの形式を策定する必要がありますが、その際には個々の項目の定義や名称を参考にすることで、機械的な変換により構造を表現可能な電子データにすることが可能となります。



