用語の活用
用語とは、項目に登録しても良い文字や数値の事です。例えば空調設備の設備の種類の項目には「空調機」と登録するという決まり事です。クーラーとか室内機と登録してはいけません。この様な用語を集めた用語集を共通データ仕様では16種類用意しています。例えば「施設の部位」という用語集の一部を抜粋すると以下の様な用語が登録されています。この例では電灯・動力設備の分類の呼び方が記載査定ます。
| 登録する用語 | 定義 |
|---|---|
| — 電灯・動力設備 — | |
| 外灯 | 屋外に向けた灯火。建物の外壁や軒下などに設置しているものも含む |
| 照明器具 | 屋内の照明設備。但し“非常用照明装置”、“誘導灯”を除く |
| その他電灯設備 | これを選択した時には、具体的な部位は文で補足として追記する必要があります。尚、舞台照明はその他に分類しています |
| 制御機器 | |
| その他動力設備 | これを選択した時には、具体的な部位は文で補足として追記する必要があります |
| コンセント・スイッチ | |
| フォトセンサー | 光センサ。計測値の表示や出力を目的とせず、照度の自動調整(省エネ)、人感検知(自動ドア)、セキュリティ(侵入検知)等の目的で設置する光センサーです。計測目的の場合は単に”センサー”とし、その属性に種別を登録します。 |
| その他電気設備 | これを選択した時には、具体的な部位は文で補足として追記する必要があります |
この用語に従うと、例えば蛍光灯が壊れた時には設備の分類の項目には「照明器具」と記載しなくてはなりません。これは、登録する内容がバラバラだと後で検索したり集計したりする時に不便だからです。また、この用語が事業者毎にバラバラだと、多数の事業者と契約する自治体の様なオーナーは事業者毎に記載内容がバラバラなので困ります。また、事業者が交替する時にも記載内容が変わってしまうため困ります。従って、用語は上之保報告書でも利用者向けのシステムの画面(電子帳票や一覧表)、PDF等の表示用電子データ、CSV等の処理用電子データのいずれでも使用する必要があります。
一般的にFMシステムでは利用者の利便性を確保するために、この様な分類や現象や原因などの項目はプルダウンメニューになっている事が多いようです。そこで、システムの管理者向けに用語はExcelファイルでも用意してあります。管理者はこのExcelファイルから必要な用語を切り出し、自身が担当するシステムの仕様に合わせて使用(インポート)する事で、手間をかけずにプルダウンメニューを用語に合わせる事が可能です。



