ケーススタディ#1 – 施設情報のcsvファイルを活用した多目的電子データ生成 (2/8)

用語の適用

 用語は本ホームページに登録してあるExcelファイルを利用してFMシステムに適用します。Excelファイルは用語が一つのファイルの一つのシートにまとめられているため、Excel上で不要なカラムを削除して用語ファイルを作成します。想定FMシステムはUTF-8のcsvファイルである事が必要だったので、「名前を付けて保存」でファイルの種類を「CSV UTF-8 (コンマ区切り)」を選んで書き込んでから、想定FMシステムに適用しました。

FMシステムからのファイル出力手順

 想定FMシステムでは、出力するファイルの種類はExcelファイルしかありませんでした。また、後述するツールでは入力はUTF-8のcsvファイルしかありません。そこで、一旦FMシステムからExcelファイルとして出力してから、Excelを使って手作業でcsvファイルに変換する事にしました。手順は以下の通りです。

  • FMシステムで出力する範囲や項目を選択してExcelファイルを出力。この想定FMシステムは、全ての項目を文字列として出力してくれます。
  • ExcelでFMシステムで出力したExcelファイルを読み込み、「名前を付けて保存」でファイルの種類を「CSV UTF-8 (コンマ区切り)」で出力

FMシステムからの出力ファイル

 FMシステムからの出力ファイルとしては、以下の4種類を設定しました。

■施設情報

 ここで言う施設とは、共通データ仕様の説明の中の言葉遣いとは異なり、施設管理の管理単位です。例えば、学校や複合種瀬を指します。つまり、複数の棟を含んでいたり、ひとつの施設の中に複数の行政サービスの機能が含まれていたりします。

 項目は以下の通りです。

csv項目名補足
不動産ID不動産ID。但し、公共施設を想定しているので、登記していない不動産のため値が入っていないと想定します
施設ID自治体の中でユニークな文字列です
所在地住所がcsvに格納されているとします。但し、GIFの規定には合わず、丁目や番地に漢数字が使われていたり、都道府県名が入っていたり抜けていたりします
所管部門呉市の所管部門の名称が登録されています。所管部門名は自治体内でユニークな名前で登録しているとします。例えば「施設管理部第一課」など
施設名施設名です。自治体内でユニークな名前で登録しているとします。例えば「東町第一公民館」など
タテモノヨミガナ建物のカナヨミガナです
建築年建築年度です
床面積施設の総床面積です
取得価格取得時の価格です
用途用途の定義には多様なものがありますが、想定FMシステムが出力する用途は自治体特有の用途の区分だとします
電話番号連絡先の電話番号を登録します

■施設内の場所の名称一覧

 施設(土地を含む)の場所を三段階で定義しています。例えば小学校だとすると「校舎」「3F」「音楽室」などと三段階で定義しています。

 項目は以下の通りです。

csv項目名補足
施設ID自治体の中でユニークに文字列です。前記の施設情報と突き合わせられるように、同じ施設は同じ施設IDが割り振られています
施設名施設名です。
大分類施設内の場所の大分類です
中分類大分類を更に分類した名称です
細分類中分類を更に分類した名称です

■設備の機種情報

 施設には同じ機種の設備が複数設置されています。例えば照明機器や空調機器などです。そこで、設備の共通情報を機種情報としてまとめています。

 項目は以下の通りです。

csv項目名補足
メーカ名メーカの名称です
型番設備の型番です
ブランド名設備のブランド名です
種別設備の種類が登録されています
設備の色です
説明書その機種のマニュアルに対するurlです
耐用年数その機種の耐用年数です

■設備の情報

 一台いちだいの設備の情報です。

 項目は以下の通りです。

csv項目名補足
製造番号個々の設備を識別可能な文字列です。製造番号を想定しています
設置日設置した日付がExcel形式(“YYYY/MM/DD”)で登録されています
製造日製造日が日付がExcel形式(“YYYY/MM/DD”)で登録されています
設備名施設管理の目的で各設備に付与した名称です
購入価格購入した価格です
型番設備の機種の型番です
施設ID設置した施設の施設IDです
場所大分類, 場所中分類, 場所小分類施設内の設置位置を3要素のリストとして仕様します
場所補足場所に関する補足情報です

手作業でのcsvファイル作成

 FMシステムからの出力されない情報は手作業で作成します。具体的には、Excelでそれぞれ手打ちしてから、csvファイル(BOM無し)として出力します。

■法人情報

 法人情報としては、自治体の情報と包括施設管理事業者の情報の2件しか必要ありません。

 項目は以下の通りです。

csv項目名補足
法人番号法人番号です。数字からなる文字列です
自治体コード自治体に割り当てられた、全国地方公共団体コードで数字5文字からなる文字列です。自治体ではない場合、空欄です
法人名法人の正式名称です
都道府県自治体が市区町村の場合、都道府県名です。例えば呉市の場合は”広島県”を登録します
法人名カナ法人名のカナ表記です。全角カナで登録します
所在地登記上の住所です
種別“市区町村”または”株式会社”です

■部門情報

 登録が必要な部門は所管課の情報なので、ここでは2件だけです。

 項目は以下の通りです。

csv項目名補足
部門番号自治体の中でユニークな文字列です。こごては6桁の数字からなる文字列としています
部門名部門の名称です。自治体の中でユニークになる必要があります。
法人名法人名です

 ここまでで、自治体に最初から提供する必要がある電子データの生成は完了です。次ページ以降は、例えば後任の事業者への引継ぎなどで電子データの形式も共通データ仕様に合わせる必要があるときに実施する作業となります。